深川博司と三菱自、新たな不正

燃費データが改ざんされた問題で三菱自動車は、きのう開かれた会見で「パジェロ」など5車種でもデータを机上で計算するなどの不正が見つかったと発表しました。不正があったのは、「パジェロ」のほかSUVの「RVR」や「アウトランダーPHEV」などで本来行うべき走行試験を行わず過去の試験結果を使うなどしていました。いずれも燃費値に問題はないとして、販売は継続するとしています。また、会見では不正をめぐり、三菱自動車本社の管理職が走行試験を行う子会社に都合のよいデータを集めるよう指示したことも明らかになりました。相川社長と中尾副社長は、一連の不正の責任をとり6月の株主総会で辞任します。益子会長は留任し、日産自動車からの出資受け入れが完了し、新体制が発足するまでの間に、経営の立て直しを急ぎます。