深川博司と新設住宅着工数

国土交通省が30日発表した5月の建設着工統計調査によると、新設住宅着工戸数は9.8%増の7万8728戸だった。相続税対策の一環で、評価額が下がる貸家を建てる動きが続いたほか、分譲住宅も伸びた。季節調整値(年率換算)では、2.3%増加した。

貸家は前年同月比15.0%増の3万2427戸と7カ月連続で前年実績を上回った。分譲は7.9%増の2万2213戸と4カ月連続で増加した。分譲のうち一戸建て住宅が18.0%増と大きく伸びた。消費増税の影響で低迷した昨年の反動が出た。一方でマンションは0.8%減った。注文住宅などの持ち家は4.3%増の2万3501戸と、4カ月連続で増加した。